• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実績報告書

間葉系幹細胞のステムネスにおけるTWIST1の機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K18937
研究機関近畿大学

研究代表者

森 樹史  近畿大学, ライフサイエンス研究所, 助手 (40760492)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード間葉系幹細胞 / TWIST1 / ステムネス
研究実績の概要

間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cell: MSC)は骨髄や脂肪、滑膜等の組織から分離される幹細胞であり、骨、脂肪、軟骨細胞への分化能とCD29、CD44、CD90、 CD105といった表面抗原により同定される。MSCを用いた再生医療は関節や筋など運動器をはじめ、様々な組織において有効性が報告されており、今後一層普及することが予想される。 MSCの分離および培養における最大の問題は、MSCの幹細胞性(ステムネス)を維持する機構が明らかでないために、幹細胞の「品質」を定量的に評価することが困難なことである。これまでに、未分化性やあるいは増殖能を予期するマーカーとして幾つかの表面抗原の有効性が報告されてきたが、いずれも直接的な細胞機能との関連性が不明瞭であった。近年、TWIST1を高発現するMSCが治療効果に優れることが報告された。本研究では、TWIST1がMSCのステムネスに関わる重要な転写因子であるという 仮説のもとに、ChIPseq、NET-CAGE、MeDIP/hMeDIPseqといったオミックス技術を用いてステムネス制御因子の転写発現調節におけるTWIST1の機能の全貌解明を試みる。
またMSCを有用な医療技術として発展させるため、Twist1との発現相関性による新規表面マーカーの同定、Twist1の操作による、体細胞および血液細胞からの正常ヒトMSCの作製と評価を行う為の基盤となる研究を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 転写因子Twist1による間葉系幹細胞の幹細胞性制御2021

    • 著者名/発表者名
      森 樹史
    • 学会等名
      第20回 日本再生医療学会総会

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi