• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

septoclastの軟骨吸収における異なる脂肪酸結合タンパク発現の意義

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K18949
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関明海大学

研究代表者

坂東 康彦  明海大学, 歯学部, 講師 (80735548)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードseptoclast / E-FABP / A-FABP / PPARγ / growth plate / mouse
研究成果の概要

表皮型脂肪酸結合タンパク(E-FABP, FABP5))を発現し骨端板軟骨吸収に関与するseptoclastの一部に脂肪細胞型FABP(A-FABP, FABP4)も発現し、FABP5欠損マウスではseptoclastに形態異常が見られるが、FABP4陽性のseptoclastは正常な形態を維持しながら数が増加しペルオキシゾーム増殖剤応答性受容体(PPAR)γが新たに発現することを見出した。これらの結果から、PPARγを介するFABP4陽性septoclastの増加によりFABP5欠損によるseptoclastの軟骨吸収能の低下が代償されることが示唆された。

自由記述の分野

口腔解剖・組織・発生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究結果は原著論文Bando et al. Histochem. Cell Biol. (2021) 155:439-449とレビューBando et al. J Oral Biosci. (2022) 64:18-25で公表された。本研究ではこれまでほとんど報告されていない成長板軟骨吸収細胞septoclastの解析を行った。Septoclastに発現する複数の脂肪酸タンパク質の発現バランスと軟骨吸収能の関係が明らかになることによって、脂肪酸摂取と長管骨成長の関連に新しい理解を得る一助になることが期待できる。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi