研究成果の概要 |
表皮型脂肪酸結合タンパク(E-FABP, FABP5))を発現し骨端板軟骨吸収に関与するseptoclastの一部に脂肪細胞型FABP(A-FABP, FABP4)も発現し、FABP5欠損マウスではseptoclastに形態異常が見られるが、FABP4陽性のseptoclastは正常な形態を維持しながら数が増加しペルオキシゾーム増殖剤応答性受容体(PPAR)γが新たに発現することを見出した。これらの結果から、PPARγを介するFABP4陽性septoclastの増加によりFABP5欠損によるseptoclastの軟骨吸収能の低下が代償されることが示唆された。
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