口腔内細菌は、近年、全身症状に影響していることが多く報告され、早流産・低体重児といった産婦人科疾患への影響も複数報告されている。その一方で、モデル生物がいない事などから、病原因子、病原メカニズムの詳細な解析はなされていない。 そこで、本研究では感染による流産モデルマウスの構築を試み、その結果、感染により流産が引き起こされることが認められた。本研究によって得られた成果は、マウスモデル構築の一助となり、マウスモデルの存在は、長寿社会および少子化社会である日本にとって社会的要求の高い産婦人科疾患および口腔疾患に関する研究の推進を可能にする。
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