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2020 年度 研究成果報告書

歯根膜エクソソームとWntシグナルを基軸とした次世代歯周組織再生療法の基盤構築

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18984
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関東北大学

研究代表者

向阪 幸彦  東北大学, 大学病院, 医員 (10760457)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード歯学 / 再生医療 / シグナル伝達 / エクソソーム / メカニカルストレス
研究成果の概要

本研究では機械的刺激によって歯根膜細胞が細胞外小胞エクソソームの分泌を誘導する知見を基に、機械的刺激誘導性エクソソームとセメント芽細胞への運命決定因子であるWntシグナルを併用することで、セメント芽細胞の分化誘導およびその分子メカニズムを解明することを目的として行われた。
本研究から生理的咬合を模倣した周期的伸展刺激によって、前骨芽細胞では経時的なエクソソーム分泌誘導が生じ、セメント芽細胞では機械的刺激受容性イオンチャネルPiezo1を介した分化誘導が生じることが示唆された。

自由記述の分野

歯周治療学

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯周組織の再生において歯根と歯周組織間の強固な付着、すなわち結合組織性付着を得るためにはセメント質の再生が不可欠である。歯周組織は咀嚼による機械的刺激を日常的に受けている組織でありながら、セメント芽細胞の分化誘導における機械的刺激の影響に関しては不明な点が未だ多く存在する。
本研究の結果から咬合を模倣した周期的伸展刺激は前骨芽細胞のエクソソーム分泌を誘導し、セメント芽細胞の分化を誘導することが示唆された。
本研究により咀嚼運動がセメント質の再生と恒常性の維持に寄与する可能性が示された。

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公開日: 2022-01-27  

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