研究実績の概要 |
本研究は主に実験装置を保有する東京医科歯科大学歯髄生物学分野の研究室で行っている。以下の研究内容について報告を行っている。 1.異種回転方法による根管形成時に生じる応力の測定:回転方法に即した応力の蓄積の少ない根管形成の動作を探り、疲労解除のメカニズムを探る。実験に着手しており、国内学会にて一部発表済みである。(時田大輔,西条美紀,宮良香菜,海老原新,興地隆史. 往復回転運動による根管形成時に歯根に生じる応力の解析. 日本歯科保存学会第144回2016年度春季学術大会 2016.06.09) 2.異種挿入速度によるファイルにかかる疲労蓄積・根管形成能の差異の解析:挿入速度の差異による疲労蓄積および根管形態への影響を解析し、臨床における適切な挿入速度を探る。実験に着手しており、国内学会にて一部発表済みである。(牧圭一郎, 時田大輔, 木村俊介, 西条美紀, 宮良香菜, 海老原新, 興地隆史. ニッケルチタンロータリーファイルの上下動速度が根管形態に与える影響. 第146回日本歯科保存学会2017年春季学術大会 2017.06.09) 3.異種ファイルを用いた根管形成時に生じる応力の測定:異種ファイル使用時に生じる応力を解析し、臨床に即した指標を探る。実験に着手しており、国内学会にて一部発表済みである。(時田大輔, 西条美紀, 牧 圭一郎, 宮良香菜, 海老原新, 興地隆史. TF adaptiveシステムを用いた根管形成時に生じる応力の特徴. 第81回口腔病学会学術大会 2016.10.28) 4.ファイル挿入回数による根管形態の変化:術者が根管形成時に根尖を触る回数が根管形態および疲労蓄積に与える影響を探る。実験に着手しており、国内学会にて一部発表済みである。(牧圭一郎, 時田大輔, 木村俊介, 西条美紀, 宮良香菜, 海老原新, 興地隆史. 各種根管形成法における根管形成能の比較 学生による形成に対する評価. 第38回日本歯内療法学会学術大会 2017.07.22)
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