研究課題
若手研究
本研究はニッケルチタン製ロータリーファイルのモーターの回転様式に焦点をあてた研究であり, 回転様式の違いが根管形成能および形成中に生じる応力に与える影響について解析を行った。その結果、回転角度の振幅を大きくすることで、形成中に生じる応力は低下し、根管追従性は向上した。本研究は日本歯科保存学会2022年度春季学術大会(第156回)にて発表を行い、すでに論文掲載されている(Omori, et.al. Materials, 2022, 6850)。
歯内療法
本研究はニッケルチタン製ロータリーファイルの回転角度などに焦点をあてた研究である。自作型自動根管形成・応力解析装置を用いて臨床の状況を再現しながら規格化した根管形成が可能であることが本研究の強みであり、適切な回転角度で根管形成を行うことで、根管追従性や形成中に生じる応力を低減させる効果があるため、臨床において非常に有用な研究内容であると考える。