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2022 年度 実績報告書

唾液中のオメンチンの役割について

研究課題

研究課題/領域番号 19K19011
研究機関愛知学院大学

研究代表者

伊藤 瑞穂  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (40814611)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードアディポカイン / オメンチン / 歯周病 / 動脈硬化
研究実績の概要

本研究の目的は、新規アディポカインである「オメンチン」と「歯周病」との関連を解明し、さらには、「唾液中のオメンチン」と「動脈硬化性疾患」との関係についても明らかにする。研究を開始して間もなく、新型コロナウイルス感染症が大流行したため、唾液採取が困難になり、検討検体を血液にしぼり、研究を続行した。
これまでの解析結果では、歯周病パラメーターの一つである歯槽骨吸収度(BL)が重度なほどオメンチンの血中濃度は低いという結果であった。また、現在歯数が20本より多いとそれより少ない群に比べて、有意にアディポネクチンの濃度が高いという結果であった。さらに、プロービング時の出血(BOP)が重度な群は、中等度、軽度な群と比較して、有意にRLPコレステロール値が高いという結果であった。これらの関係は年齢・性別で補正しても、有意性を保つ結果であった。コレステロールとBOPとの関係が確認できたため、他の脂質プロファイルでも検討した結果、LDLコレステロール、HDコレステロールは、BOPとの有意な関連は確認できなかったが、中性脂肪は年齢・性別で補正してもBOPと有意な関連を認めた。脂質プロファイルの中で、補正因子を年齢・性別に加えBMIを追加しても、また、年齢・性別に加え腹囲を追加してもBOPとの有意な関連が確認できたのはRLPコレステロールであった。これらの結果を踏まえ今後さらに解析を進めていき、アディポカインと歯周病と動脈硬化性疾患との関連を検討していく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] メタボリックシンドロームと歯周病との関連について2022

    • 著者名/発表者名
      伊藤瑞穂、中村信久、小林泰子、宮部愛、山本弦太、菊池毅、島中瑞季、島崎義浩、稲垣幸司、三谷章雄、松原達昭、成瀬桂子
    • 学会等名
      第65回日本糖尿病学会年次学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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