研究を開始して間もなく、新型コロナウイルス感染症が大流行したため、唾液採取が困難になり、検討検体を血液にしぼり、研究を続行した。 これまでの解析結果では、歯周病パラメーターの一つである歯槽骨吸収度(BL)が重度なほどオメンチンの血中濃度は低く、現在歯数が20本より多いと有意にアディポネクチンの濃度が高いという結果であった。プロービング時の出血(BOP)が重度なほどRLPコレステロール値が有意に高く、年齢、性別で補正しても、補正因子にBMIを加えても、腹囲を加えても、有意な関連が確認できた。これらの結果を踏まえ今後さらに解析を進めていき、アディポカインと歯周病と骨粗鬆症との関連を検討していく。
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