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2019 年度 実施状況報告書

脱落歯のウルトラファインバブル水浸漬による治癒促進効果

研究課題

研究課題/領域番号 19K19018
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

大石 敦之  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 特任助教 (50645166)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード歯の外傷 / 歯髄壊死 / 歯根吸収 / ウルトラファインバブル / 酸素
研究実績の概要

本研究は、脱落・再植歯に遅発性の歯髄変性と歯根吸収が生じる病態モデルに対して酸素UFB水を作用させ、その治療効果の検証を計画している。2019年度は病態モデルの作製、すなわち脱落・再植歯に対して遅発性の歯髄変性と歯根吸収が生じる病態モデルの作製を目標として活動した。この実験は、動物実験であるため、大学内の動物実験センターの使用資格の更新と、実験の開始に必要な学内の資格や事務手続きが必要になったため、各種手続きを行った。また、具体的な実験の手順や手技、得られた試料の処理や病理組織標本の作製、解析において、実務がスムースに進行するよう、関連報告のアップデートを改めて行ったほか、基礎分野の教員から実験計画についてのコンサルティングを受けた。また、学内の報告会において、実験計画の進捗を報告し、ブラッシュアップのための討議を受けた。この結果、実際の実験における評価指標の策定、予算面での本実験の見通しが明らかになった。加えて、標本作製の施設や機器使用の申請を行い、必要に応じて指導を受けられる体制を整えた。以上を踏まえて作成した動物実験計画は、本学・動物実験センターの審査を受け、実験実施の承認を得た。また、所属分野において、研究協力者を確保した。2020年3月、実験開始を予定していたが、COVID-19の感染拡大を受け、実験施設の使用制限が発令されているため、実験開始は制限解除後を予定している。
病態モデルの作製の一方、ウルトラファインバブルの技術に関する発表に関しては、関連報告のアップデートを続けている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

動物実験実施者資格の講習や更新作業と、研究協力者の確保、実験計画のブラッシュアップに予定よりも時間を要してしまった。これは、所属部署の編成統合や責任者の退職、診療・教育など研究以外の業務増加も影響した。
2020年3月よりCOVID-19感染拡大を受け、学内の実験センターの使用制限が発令されているため、実験開始を見合わせている。

今後の研究の推進方策

病態モデルの作製実験は、準備が整っているので、学内の実験センターの使用制限が解除され次第、実施の予定である。この他、歯の外傷に関する病態モデルの報告や、ウルトラファインバブルに関する知見のアップデートを随時進めている。

次年度使用額が生じた理由

歯の外傷の病態モデルの作製に伴い、実験センターの利用費、実験動物や抗体の購入費用等が必要になるが、実験が未実施のため、物品購入が遅延している。2019年度3月現在COVD19による研究制限が発令されており、実験再開は2020年度を見込んでいる。

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公開日: 2021-01-27  

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