研究課題/領域番号 |
19K19020
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
枝並 直樹 新潟大学, 医歯学系, 助教 (80804567)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | リバスクラリゼーション / 象牙質 / オステオデンティン / セメント質 / 歯槽骨 / 歯髄細胞 / 歯根膜細胞 |
研究成果の概要 |
本研究で様々な根尖部組織残存量の歯にリバスクラリゼーションを行い、治癒形態を観察した結果、根尖部組織残存量に応じて、①:象牙質とオステオデンティンの形成を伴うパターン、②:オステオデンティンのみの形成を伴うパターン、③:オステオデンティンとセメント質様硬組織の形成を伴うパターン、④:セメント質様硬組織と骨様硬組織の形成を伴うパターンの4パターンが生じる事が明らかになった。また、①と②のパターンでは歯髄細胞が、③と④のパターンでは歯根膜細胞が根管内軟組織を構築していた。
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自由記述の分野 |
歯科保存学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、根尖部組織残存量が少ない場合には、歯根膜細胞による根管内軟組織の置換が生じることがリバスクラリゼーションで象牙芽細胞が分化しない原因であると言える。一方で、根尖部組織が一定以上残存している場合には歯髄様組織が再構築されるものの、微小環境が整わないことによって象牙芽細胞分化が起こらず、オステオデンティン形成に陥ることが示された。これらの結果はリバスクラリゼーション後に象牙質形成を誘導するための戦略を検討して行く上で重要な所見である。
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