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2022 年度 研究成果報告書

高齢者における光治療応用はスケーリング後菌血症による生体応答変化を防げるか?

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19021
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

保苅 崇大  新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (30827621)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードスケーリング・ルートプレーニング / エルビウムヤグレーザー / 高齢者 / 生体応答 / 慢性歯周炎 / 菌血症 / 低侵襲治療
研究成果の概要

本研究では、中等度~重度の広汎型慢性歯周炎患者52名に対し、手用スケーラーまたはEr:YAGレーザーを用いたSRPを実施し、SRP時に発生する菌血症、それに伴う生体応答の解析、およびそれら変化に対するEr:YAGレーザーの有効性を検討した。 その結果、両群において歯周ポケット深さを始めとする臨床パラメータの有意な改善を認めた。また、SRP後の体温の上昇傾向が両群に認められ、血清中バイオマーカーにおいては、手用スケーラー群でコルチゾールの上昇傾向を認めた。以上より、Er:YAGレーザーを用いたSRPは生体への侵襲が少なく、手用スケーラーと同程度に臨床パラメータを改善させることが示唆された。

自由記述の分野

歯周病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

超高齢社会における歯周治療のニーズとして、より低侵襲であることが挙げられるが、それに対する方法として、Er:YAGレーザーの有効性を示すことができた。また、本研究によってSRPが全身状態へ及ぼす影響が明らかになった。臨床・公衆衛生的な歯科的介入を考えた際に、本研究の社会的意義は大きいと考える。

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公開日: 2024-01-30  

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