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2019 年度 実施状況報告書

新規骨造成術式”ケーシング法”を用いた造成骨部へのインプラント埋入および機能評価

研究課題

研究課題/領域番号 19K19046
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

小野 彌  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 非常勤講師 (80806456)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード骨造成 / 歯学 / 骨補填
研究実績の概要

抜歯後に顎骨の骨吸収が高度に進行している症例は多く、特に歯周疾患を伴う歯の 抜歯の際は歯槽骨の吸収が著しい。骨吸収が進行した顎骨に歯科用インプラントを用いるべく骨造成術による骨形態の回復が必要とされる。しかしながら、骨補填材は被包化され長期に残留し、再生を阻害している可能性が指摘されている。近年では骨への置換を期待し、細胞・細胞増殖因子等を骨補填材と併用することが多くなっており、再生に関わ る因子を活かすための骨補填材への新しい視点からのアプローチが必要である。
骨欠損に対してリン酸カルシウムを用いた顆粒をイヌ顎骨に充填したところ、従来の報告及び自然治癒郡と比較してより組織学的、組織形態学的に大規模かつ良好な骨形成を認めた。大型動物での良好な骨形成が認められたことから、臨床的にも萎縮した顎骨の顎堤形態に対しさらなる有効性が今後示すことができれば歯科領域での骨再生医療の発展に大きく貢献することが期待される。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

学会発表・論文発表を行うことができた。
また同系統の研究を遂行して行く。

今後の研究の推進方策

継続して現在の研究課題の遂行を行う。

次年度使用額が生じた理由

購入予定であった顕微鏡を他分野から譲渡いただけたため購入をしなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Ridge reconstruction in damaged extraction sockets using tunnel β‐tricalcium phosphate blocks: A 6‐month histological study in beagle dogs2020

    • 著者名/発表者名
      Ikawa Takahiro、Akizuki Tatsuya、Ono Wataru、Maruyama Kiichi、Okada Munehiro、Stavropoulos Andreas、Izumi Yuichi、Iwata Takanori
    • 雑誌名

      Journal of Periodontal Research

      巻: - ページ: -

    • DOI

      10.1111/jre.12735

    • 査読あり
  • [学会発表] 骨移植後の再生組織に対する細菌感染の影響2019

    • 著者名/発表者名
      野原康平, 小野彌, 他
    • 学会等名
      第62回秋季日本歯周病学会学術大会

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公開日: 2021-01-27  

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