研究課題
若手研究
T-スキャン(TS)の測定値と筋電図振幅,およびデンタルプレスケール(PS)の測定値と筋電図振幅の相関係数を比較したところ,何れの関係も強い相関を認めた.TSの測定値と筋電図振幅,およびPSの測定値と筋電図振幅の回帰係数は個人差が大きいことが示された.PS,TSとも,1回目と2回目の咬合力表示値と筋電図振幅の回帰係数の間に有意差はなかったが,ばらつきが認められた.
ライフサイエンス / 補綴系歯学
PSの測定値同様,TSの測定値も筋電図振幅と相関を有することが明らかとなり,それぞれの咬合力表示を筋電図の振幅値を介してリンクさせることの可能性が示唆された.一方で,PSの測定値と筋電図振幅,TSの測定値と筋電図振幅の一次回帰式の回帰係数の比は個人差や日間変動が大きく,一定ではないことが示された.解析方法やTSとPSの咬合力表示をリンクさせるパラメータの改善を行うことにより,より強い関係性を探索できると考えられる.