研究成果の概要 |
地域在住高齢者860名(ベースライン時:69-71歳423名,79-81歳437名)を対象として、一般化推定方程式(GEE)を用いてベースライン時の口腔の健康状態が3年間の認知機能低下にどのように影響するか検討したところ、ベースライン時の歯の数(非標準化係数:B=0.031, p=0.022)と咬合力(B=0.103, p=0.004)は、他の危険因子を調整しても、追跡調査時の認知機能と関連していることが明らかとなった。さらに、より多くの歯を維持すること(B=0.009, p=0.004)と、より強い咬合力(B=0.020, p=0.040)は、認知機能の低下を緩衝した。
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