リアルタイムPCR法によりIDG-SW3細胞の分化段階で認められるマーカー(DMP1,PhEX,SOST,FGF23)の発現を確認した.その結果,Gravite搭載群でコントロール群と比較して,DMP1は 3日目からの発現上昇は緩やかであったが継続的な発現上昇を認め,PHEXは,3日目まではコントロール群と変わらない発現上昇を認めたが,それ以降発現の低下を認めた.またSOSTは,両群ともに9日目以降に発現の上昇を認めたが,その発現は,Gravite搭載群で約半分となった.またFGF23は,0日からその発現が認められ,9日目,12日目でもコントロール群と比較して有意に発現の上昇を認めた.
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