研究課題/領域番号 |
19K19139
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
原 真央子 昭和大学, 歯学部, 助教 (80805846)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 口腔関連QoL / OHIP / 無歯顎 / インプラント |
研究実績の概要 |
超高齢化社会を迎えた本邦では,高齢者の低下した口腔機能を改善することによるオーラルフレイルの防止とQOLの向上は歯科医師にとって急務である.近年では,義歯やインプラント等で咬合を回復することが認知症予防や健康寿命延伸に寄与する可能性が示唆されており,歯科医師の担う責任は大きい.本研究では,高齢者の無歯顎患者を対象に,従来の総義歯(Complete Denture: CD)・インプラントオーバーデンチャー(Implant over Denture: IOD)・固定性インプラント義歯(Implant Fixed Denture: IFD)による治療効果に関して,臨床的・患者立脚型アウトカムによる評価をデータベース化し比較する.現在の状態・期待できる効果を解り易く可視化する患者説明システムを使用し,高齢者により効果的に予知性の高い補綴歯科治療を提供することを目標に,健康寿命の延伸を目指す. 高齢者の無歯顎患者を対象に,CD・IOD・IFDそれぞれの治療効果に関して,臨床的・患者立脚型アウトカムによる評価をデータベース化し比較する.現在の状態・期待できる効果を解り易く可視化する患者説明システムを使用し,高齢者により効果的に予知性の高い補綴歯科治療を提供することを目標に,健康寿命の延伸に寄与することを目的とする.アンケート実施をipadなどの電子媒体で行うことを可能とするシステム構築を行う,
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
無歯顎患者の場合,治療介入から終診までの期間が予想以上に長くかかっている.治療が終了しメインテナンスの状態の患者に関してもアンケートを実施し,およそ30人ずつのデータが収集で来ている. 可視化アンケートの制作に関しては,従来の病院での問診票を見直し.現在制作中である.
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今後の研究の推進方策 |
研究の実施を広く広め,更なる被験者獲得に尽力する.また,問診項目の見直しを早く進め来年度は,ipad等の電子媒体でのアンケート実施を進める.
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次年度使用額が生じた理由 |
来年度,ipadでの問診やアンケート開発の費用とipad購入にかかる費用負担が多くかかると推測されるため,今年度の助成金の予算を残し次年度に繰り越すこととした.
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