in vitroの実験より、電解酸性機能水(FW)は、誤嚥性肺炎の原因菌である黄色ブドウ球菌・肺炎レンサ球菌・緑膿菌・カンジダアルビカンスに対して殺菌効果を示した。さらに、その殺菌機序を検討した結果、酸化ストレスのマーカーであるSuper Oxide Dismutaseの活性が上昇したため、FWの殺菌機序は酸化作用が関連している可能性が示唆された。FWの細胞障害性を検討した結果、一般的な含嗽剤と同等の細胞障害性であった。 次に、有床義歯を装着した高齢者に対して、FWでの含嗽を1週間指示し、患者の唾液および舌背の細菌数の変化を確認した結果、多くの被験者で舌苔の細菌数の減少が確認された。
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