インプラント治療の成功のためには初期固定の確立および埋入周囲組織の早期回復が必須である. 共同研究者である近畿大学の本津茂樹教授は薄膜作製技術を用いて厚さ10μm以下の薄くて曲がる極薄アパタイトシートの開発に成功した.このアパタイトシートはインプラント表面に被覆させることが可能でこの材料を足場とすることで,インプラントの成功率を格段に向上させることが期待できる新期材料の開発ができる.本申請研究は金属アレルギー患者に対する治療選択肢の一つであるナノジルコニア材料へアパタイトをレーザーコーティングすることで生体アパタイトシート被覆新規インプラント材料の開発に成功した.
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