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2022 年度 研究成果報告書

内臓脂肪型肥満発症経路が関与する抗癌剤耐性機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19171
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関群馬大学

研究代表者

喜名 美香  群馬大学, 医学部附属病院, 医員 (80578914)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード内臓脂肪型肥満 / 口腔癌 / 組織学的分化度 / BMI
研究成果の概要

抗癌剤耐性は癌の進展過程の一つである。肥満と抗癌剤感受性との関連を調査する目的で、口腔癌患者40名に対する後ろ向き研究を行なった。その結果、低中分化型腫瘍患者で高分化型の患者と比して有意に腫瘍が消失する割合が増加していた。BMIと組織学的分化度との相関を検討したところ、BMIが29以上の男性患者で低中分化型の割合が有意に高くなっていた。サイトカインの発現量をTCGAを用いて検討したところ、IL-6の発現量は低中分化型で高分化型と比して有意に高値を示した。
本研究は、肥満が口腔癌の発症に関与する経路を提示しており、将来的には術前化学療法などの患者選択において、有用な知見を与えると考えている。

自由記述の分野

口腔外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究成果の社会的意義は、口腔扁平上皮癌患者が、内臓脂肪型肥満であるかそうでないかという、簡便な基準で術前の抗癌剤治療を施行するかしないかの判断材料となりうる可能性があることである。

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公開日: 2024-01-30  

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