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2020 年度 実施状況報告書

細胞ストレス可視化マウスを用いた骨吸収抑制薬関連顎骨壊死発症機序の探求

研究課題

研究課題/領域番号 19K19180
研究機関松本歯科大学

研究代表者

定岡 直  松本歯科大学, 歯学部, 助教 (80549395)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードChromograninA
研究実績の概要

前年度の実績として酸化ストレスが骨関連代謝細胞の核内で産生され骨粗鬆症治療薬により促進される機構に注目した。破骨細胞前駆細胞(RAW264.7)に対し、抗RANKL抗体製剤のデノスマブ・窒素含有ビスホスホネート製剤のアレンドロネートを作用させた結果、酸化ストレスであるクロモグラニンA(ChgA)遺伝子の増強が確認されている。酸化ストレスの抑制機構として注目されているNrf(NF-E2-related factor 2)・Keap1(Kelch-like ECHassociated protein 1)のSiRNAを導入したRAW264.7に対し骨粗鬆症治療薬を作用させ酸化ストレス機構の探求を試みた。Nrf2・Nrf2+Keap1導入時にChgA遺伝子の発現量が増強することが確認され動物実験の実行へ移行している段階であったが新型コロナウイルス感染拡大による教育・研究環境の変化への対応、衛生学講座としての情報収集等の業務の増大により満足に実験を遂行することが出来なかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

動物実験への移行を進めていたが、1回目の緊急事態宣言発出以降の感染症・衛生学分野の情報収集や教育業務環境の激変、オンデマンド授業への準備、実習授業における徹底的な感染対策準備等による業務の増大や大学の指針による動物実験協力者のスケージュール調整や来訪制限等により実験計画の遂行に影響が生じた。今年度まで研究計画を延長し研究を遂行する。マウスに各骨粗鬆症治療薬を投与、顎骨局所の酸化ストレス発現量を測定する。また顎骨壊死を誘導させたマウスに対しChgA/LPSを一定期間投与した場合の酸化ストレス発現について蛍光染色や血漿中の炎症性サイトカイン発現量を測定することで検証を行う。

今後の研究の推進方策

動物実験への移行を進めていたが、1回目の緊急事態宣言発出以降の感染症・衛生学分野の情報収集や教育業務環境の激変、オンデマンド授業への準備、実習授業における徹底的な感染対策準備等による業務の増大や大学の指針による動物実験協力者のスケージュール調整や来訪制限等により実験計画の遂行に影響が生じた。今年度まで研究計画を延長し研究を遂行する。マウスに各骨粗鬆症治療薬を投与、顎骨局所の酸化ストレス発現量を測定する。また顎骨壊死を誘導させたマウスに対しChgA/LPSを一定期間投与した場合の酸化ストレス発現について蛍光染色や血漿中の炎症性サイトカイン発現量を測定することで検証を行う。

次年度使用額が生じた理由

研究期間の延長

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公開日: 2021-12-27  

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