高度滅菌細胞培養室(CPC)内で使用する細胞調製手順書の準備が整い、細胞の運搬や操作の手順の確認をCPC内で行った。我々の研究室において、口唇腺の細胞培養を継続して行い、移植に使用できる細胞数の確認等を行うことができた。健常ボランティア3人に対して、カテーテルの挿入およびアテロコラーゲンの投与を行い、プロトコールを修正することができた。 放射線治療終了後の患者1人に対しても、Cold Runとしてカテーテルの挿入を行った。放射線治療終了後の患者では、開口障害が生じている上、唾液流出量が少ないため、唾液腺開口部がわかりづらく、カテーテル挿入操作が困難になることなど、問題点を抽出することができた。
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