研究成果の概要 |
本研究において脱分化脂肪細胞の最適な採取方法や間葉系幹細胞との骨芽細胞への分化能を比較検討することに取り組んだ。マウス脂肪組織中から採取した間葉系幹細胞と脱分化脂肪細胞との骨芽細胞分化能を石灰化培地で培養することにより検討したところ、両細胞ともに3週間後、アリザリンレッドに強陽性を示した。脱分化脂肪細胞と脂肪組織由来間葉系幹細胞の遺伝子レベルでの骨芽細胞分化への検討をRT-PCR法にて検討したところ、骨芽細胞への分化に関連するRunx2, Osteopontin, DLX5, Osterix, Osteocalcinについて脱分化脂肪細胞と脂肪組織由来間葉系幹細胞では同等レベルの発現を示した。
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