研究実績の概要 |
Tamarinらの方法に準じてマウス(C57BL/6JJcl, 8週,雌性,日本クレア社)の唾液腺(顎下腺)をチタンクリップ(MINI 17-001-9 5, スギタチタンクリップⅡ)で結紮し、顎下腺結紮モデルマウスを作製した。1日目、7日目、7日間結紮して解除21日目に、この結紮モデルマウスを屠殺し、顎下腺を摘出した。顎下腺の形態学的な変化、ヘマトキシリン・エオジン染色による組織学的な変化を検索した。さらに、0日目、1日目、7日目、28日目の顎下腺組織をホモジナイズしてRNAを回収した。cDNAのマイクロアレイを用いて、遺伝子およびマイクロRNAの発現を解析した。遺伝子およびマイクロRNA発現変化の網羅的解析はtoal RNAを逆転写してcDNAを作製後、Agilent technologies社製 Gene Chip cDNAマイクロアレイキットおよび東レ社製3D Gene Mouse miRNA Oligochipを用いて解析した。解析結果をもとに、腺房細胞の再生に関連する遺伝子ネットワークの同定を試みた。
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