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2022 年度 研究成果報告書

化学放射線療法による口腔粘膜炎に対する治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19207
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関札幌医科大学 (2021-2022)
横浜市立大学 (2019-2020)

研究代表者

大橋 伸英  札幌医科大学, 医学部, 助教 (70783752)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード口腔粘膜炎 / プロピルヒドロキシプロリン / 放射線性口腔粘膜炎 / マウス
研究成果の概要

プロピルヒドロキシプロリン(Pro-Hyp)のヒト口腔線維芽細胞(HOrF)の細胞増殖は先行研究と同様に200nmol/mLの濃度で最も増殖能が高く,至適濃度と考えられた。また,高濃度のPro-HypはHOrFの増殖を抑制することが明らかになった。血清成分は細胞増殖能に大きな影響は与えないことが分かった。化学放射線療法により誘発された口腔粘膜炎発症マウスでは毒性が強く研究の継続が困難なため,放射線照射単独での検討となった。Pro-Hyp投与により体重減少が増悪し,口腔粘膜炎の増悪傾向があった。Pro-Hypの口腔粘膜炎発症時のの投与は,口腔粘膜炎の重症化を助長する可能性が考えられた。

自由記述の分野

口腔外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん化学放射線療法により誘発される口腔粘膜炎に対し,ジペプチドであるプロピルヒドロキシプロリンの効果を検討した。プロピルヒドロキシプロリンはヒト口腔線維芽細胞に対し,細胞増殖の増大効果を有していたが,マウスで口腔粘膜炎を発症させると増悪させる可能性があることがわかった。

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公開日: 2024-01-30  

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