現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
初年度となる2019年度は、予備実験として主にヒト歯髄幹細胞の軟骨細胞への分化誘導能の確認を行った。抜去歯からヒト歯髄幹細胞を採取し、これまでに確立した培養法で単離・培養を行うことまでは順調であった。しかしながら、初年度においては、比較対象となる培地として様々な培地において比較を行ったことにより時間を要した。また、細胞株による増殖能の個体差によって、過増殖状態となり死滅してしまう細胞株も散見された。このことから、同一株内においても2,3,4,5,6週それぞれの培養期間を検討するする必要が生じ、この部分にも時間を要した。そのため、RT-qPCRによるRNAレベルでの軟骨細胞の確認も不十分であると思われ、遅延を生じている。
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