• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

ヒト歯髄幹細胞由来の力学的強度を有する三次元軟骨再生法の開発にむけた前臨床試験

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K19210
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関東京女子医科大学 (2022)
東京医科大学 (2019-2020)

研究代表者

菅野 勇樹  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (80451813)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード歯髄幹細胞 / 軟骨再生医療
研究成果の概要

本研究では高効率な軟骨細胞の分化・培養を目的として,近年軟骨への分化誘導能が報告されている低分子化合物であるThienoindazole Derivative(TD-198946、以下TD)に注目している.本研究において,TDの最適な濃度を検索した結果,最低濃度は10-7 Mであることが明らかとなった.さらにTD添加のメ
リット最大化するためには,従来の培地の簡略化と低価格化を目的に,従来添加していたbFGFを使用せずに軟骨細胞へと分化させることに成功した.

自由記述の分野

口腔外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭蓋顎顔面領域における軟骨組織は、鼻、耳、下顎頭に存在することが知られている。これらの軟骨組織に障害が生じると、外鼻変形、小耳症、顎関節疾患をきたし治療に難渋する.そこで、力学的強度と三次元形態を有する再生軟骨を作製することによって、新たな治療法を考案することができると考えた。
応募者らは、骨髄間葉系幹細胞よりも高い増殖能を有するヒト歯髄幹細胞が三次元軟骨再生法への新たな幹細胞源になる可能性があると考えた。ヒト歯髄幹細胞を活用した新規軟骨再生法が確立された暁には、口腔外科的疾患のみならず、小耳症や気管軟化症、変形性関節症など他臓器の軟骨再建にも有用であり、広く医療および社会への貢献が期待できる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi