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2020 年度 研究成果報告書

口腔癌の放射線耐性を規定するスーパーエンハンサーの検索同定と新規治療薬の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19222
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

齋藤 智昭  千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (40833554)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードATAC-seq / スーパーエンハンサー / 口腔癌放射線耐性 / 口腔癌放射線感受性 / DAVID-GO解析 / モチーフ解析
研究成果の概要

本研究では、HSC-3を放射線耐性細胞・KOSC-2を放射線感受性細胞として新規に同定した。放射線照射によって変化するエピゲノムの変化を網羅的に解析するために、ATAC-seq解析ならびにDAVID-GO解析、発現解析、motif解析を行った。adenylate cyclase 2 (ADCY2)が、HSC-3では放射線照射後に有意な発現増加が認められ、motif解析では、RUNX2がHSC-3細胞で照射後に、放射線照射でopenになる領域に濃縮されていた。他の癌腫では、RUNX2はSEを形成している報告もあるために、ADCY2やRUNXが、SE形成の中心となっている可能性も示唆された。

自由記述の分野

医歯薬学 歯学・外科系歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

口腔癌に関しては、スーパーエンハンサーの制御などエピゲノムの変化から導いた放射耐性に関する報告はない。放射線耐性に関与するゲノムレベルの変化からの研究は、新規医学・医療技術を用いた研究であり、全ゲノム的で系統的な遺伝子・機能制御は、大きな発想の転換である。放射線治療耐性の克服は、担癌患者の長期社会復帰などを実現させる可能性があり、社会的意義も大きい。

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公開日: 2022-01-27  

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