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2020 年度 研究成果報告書

癌発生におけるジェネティック-エピジェネティク制御機構の解明と臨床検査法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19250
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関鶴見大学

研究代表者

中村 那々美  鶴見大学, 歯学部, 臨床助手 (40824909)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード蛍光観察法 / VELscope / IllumiScan / 上皮性異形成 / 口腔がん
研究成果の概要

従来、上皮性異形成を検出するためヨード染色法(IOM)が用いられているが、IOMはヨードの粘膜刺激性、ヨードアレルギー患者への適用外、角化粘膜には適用できないという弱点がある。そこで、蛍光観察装置のIllumiScanおよびVELscopeを用い、蛍光観察法 (AVM)の客観的指標として、健常粘膜とFVL部の輝度比からカットオフ値を設定し、病理組織学的診断をゴールドスタンダードとして舌上皮性異形成の検出精度を求め、その臨床応用の可能性についてヨード染色法と比較検証した。
客観的AVMは、IOMよりも正診率が高く、舌上皮性異形成の補助検出法として臨床応用できる可能性が示された。

自由記述の分野

口腔外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

口腔がんは口腔顎顔面領域に発生するため、発見が遅延した場合、外科的な手術が施されたとしても、術後、社会生活に不可欠な摂食嚥下機能、構音機能ならびに審美的機能に著しい低下をきたす。そのため、口腔がんにおいて早期発見早期治療が重要となる。
従来、口腔がんおよび上皮性異形成の検出のためにヨード染色法(IOM)が用いられてきたが、IOMにはヨードによる粘膜刺激があり、角化粘膜には適応できないという弱点があり、近年、非接触・非侵襲の蛍光観察法が用いられてきている。しかしながら、現在、蛍光観察装置はさまざまな機器が開発、臨床応用されているが、それらの客観的評価法は未だ確立されておらず、精度も様々である。

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公開日: 2022-01-27  

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