研究課題
若手研究
本年度は歯牙発生の研究に適切なマウスを用いて様々な細胞増殖修飾因子がどの様に歯牙発生に影響を及ぼすのか解析を行った。その結果、細胞増殖抑制効果のある化学療法を施したサンプルのみならず、顎顔面形成に必要不可欠なレチノイン酸シグナル経路の活性や不活性化においても特異的な歯牙形成不全が引き起こされる事を見出した。
矯正歯科
今回の研究成果では、細胞増殖抑制効果のある化学療法を行った場合の歯牙形成不全には他の遺伝的、環境的要因も影響を及ぼす可能性が高い事を示唆しており今後の研究においては歯牙発生時において組織が受けている様々な外的内的要因の探求とそれらの相互作用の解明が必要である事を示すものである。