動物由来歯周病原菌 Porphyromonas gulae について、線毛遺伝子 A/B/C 各保有株の付着侵入能を比較し、歯肉上皮細胞侵入能と P. gulae 線毛遺伝子型との関連性を解明した。 また宿主細胞の特定の機能を抑制する阻害剤を用いて P. gulae の宿主細胞への付着侵入経路を解析した。 将来的に線毛の病原性を明らかにするため、線毛欠損株の作製も行った。C型線毛保有 D049 株をもとに fimA 遺伝子の欠損部位にエリスロマイシンカセットを挿入し、線毛欠損株を完成させた。これにより今後引き続いて線毛の病原性を解析するための材料を得ることができた。
|