FLS細胞においてRT-qPCR法により、P2Y1、P2Y12、および P2Y13受容体のアゴニストであるADPがMCP-1/CCL2 のmRNAレベルでの発現量を有意に促進することを明らかとした。さらに、P2Y13受容体のアンタゴニストであるMRS 2211をFLS細胞に作用させると、ADP誘導性MCP-1/CCL2の発現量が有意に減少した。ADPをFLS細胞に作用させるとERKのリン酸化が増強されることも確認された。また、ERKキナーゼとしてのMEK阻害剤であるU0126をFLS細胞に前投与すると、ADP誘導性のMCP-1/CCL2の発現量が有意に低下することが確認された。
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