研究成果の概要 |
in vivoにおいて、CXCL14, MCP1単独の移植ではほとんど歯髄再生を起こさなかった。CXCL14, MCP1の混合液による移植後には根管全体の5割程度に再生歯髄様組織が見られた。根管の開口部には炎症性細胞が非常に多く観察され、根管壁に近い部分および根管上部は石灰化および線維化が強い間質が多く観察された。血管は因子単独での移植の組織と比して増加しているものの、非常に疎であった。CXCL14, MCP1の混合液に対しさらにCCR3アンタゴニストを混合し移植すると、根管全体の7割程度に再生歯髄様組織が見られた。血管新生量は両者の混合では変わらずCCR3を混合して初めて有意に増加した。
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