• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

歯の形態形成における一次繊毛遺伝子と外的環境因子の関わり

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K19305
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関金沢大学 (2022)
福岡歯科大学 (2019-2021)

研究代表者

緒方 佳代子  金沢大学, 医学系, 助教 (70830123)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードMIM / 形成異常 / 歯
研究成果の概要

近年、第一大臼歯、切歯といった特定の歯種に限局して生じる形成異常(Molar-incisor malformation; MIM)が明らかとなったが、その原因は不明である。本研究では、MIMと診断されたヒト抜去歯を用いた実験で、MIMに現れる歯髄腔の異所性石灰化を確認し、その特徴を免疫染色および特殊染色により明らかにした。また、マウス歯乳頭由来細胞株を用いた一連の実験を行い、MIMの異所性石灰化の原因として、第一大臼歯および切歯が形成される時期の環境因子が関与している可能性が示唆された。

自由記述の分野

小児歯科学 歯の発生

研究成果の学術的意義や社会的意義

Molar-incisor malformation(MIM)のような形成異常を呈する歯は、保存が困難となり早期に抜歯が必要となる場合があり、成長発達期である小児においては健全な口腔機能の獲得に不利となる。本研究により、MIMの歯に現れる異所性石灰化の原因として、第一大臼歯や切歯の形成時期である出生時や出生後早期の環境因子が関与している可能性が示唆された。この成果は、MIMの原因解明へ向けた端緒となると考えられる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi