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2020 年度 実施状況報告書

職場環境が歯科疾患に与える影響と歯科疾患による労働遂行能力低下を明らかにする研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K19306
研究機関旭川医科大学

研究代表者

佐藤 遊洋  旭川医科大学, 医学部, 助教 (60824737)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード産業歯科保健 / 職業性ストレス / 歯科疾患
研究実績の概要

1. 2020年度にて、職業性ストレスと歯科疾患の関連についてのシステマティックレビューは完了した。スクリーニングにて同定された402件の論文のうち、11本の論文が基準を満たした。11本の論文の質を評価した結果、職業性ストレスとう蝕や歯牙喪失との関連についてはエビデンスが不足していることが示された。一方で、歯周組織の健康状態と職業性ストレスとの関連の可能性が示唆された。妥当性がある職業性ストレス尺度を用い、潜在的な交絡要因を調整したコホート研究が必要であることが示された。
2. 2020年度にて、2,006名を対象に職業性ストレス(effort-reward imbalance model)と職務遂行能力に関する質問項目(World Health Organization Health and Work Performance Questionnaire)を含んだ質問紙調査と歯科検診を実施した。質問紙調査は910名から回答を得た。542名が歯科検診に参加した。また、インターネットリサーチを利用した調査も行い、質問調査は435名から回答を得た。その後、435名から口腔内写真を得た。この2つのデータを用いて統計解析を行うため、データクリーニングを実施している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2019年度より実施していた質問紙調査と歯科検診の第2回目の実施は2020年7月頃の予定であったが、新型コロナウイルス感染症の流行の影響により2020年12月に実施となった。そのため、本年度にてデータクリーニングが終了している予定であったが、現在も行っている。

今後の研究の推進方策

データはすでに入手しているため、今後はデータクリーニングを行い、質問紙調査結果と歯科検診、健康診断のデータの結合を行う。統計解析終了後に速やかに論文化を行う。

次年度使用額が生じた理由

データクリーニングが未完了のため、経費の確保が必要となった。

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公開日: 2021-12-27  

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