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2022 年度 研究成果報告書

低出生体重児に対する食支援方法の確立ー摂食嚥下機能と全身発達の関連性ー

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19320
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

石崎 晶子  昭和大学, 歯学部, 講師 (00710386)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード低出生体重児 / 口腔機能 / 鼻呼吸 / 発達 / 食支援
研究成果の概要

本研究の目的は低出生体重児における食支援の方法の立案である。保育園に通う健康幼児、低出生体重児の約3分の1が食事に関して困っていることが明らかになった。食事の困りごとのある児は、そうでない児に比べて有意に鼻腔通気度が高く、口腔機能が未熟な口腔機能発達不全症児の割合も有意に高かった。低出生体重児は健康幼児に比べ握力、口唇閉鎖力が弱い傾向にあるものの、調査項目において有意差は認めなかった。低出生体重児の食事の問題は3歳までに解決されている可能性が示唆され、より低年齢での支援が重要であると考えられた。幼児に対する食支援として、鼻呼吸と口腔機能に対するアプローチが重要であると考えられた。

自由記述の分野

口腔衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我が国の低出生体重児の割合は増加傾向にあり、生まれた子どもが小さいことは、親にとって様々な不安を抱かせ、食事に関しても心配ごとが多い。本研究の成果より、食事の心配事は鼻呼吸と口腔機能と関連することが示唆された。よって低出生体重児を含めた幼児に対する食支援としては、鼻呼吸と口腔機能に対する対応が重要であると推測された。食事は幼児期の育児の中心である。食支援を行うことで、育児に対する困り感の減少にも繋がるであろうと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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