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2022 年度 実施状況報告書

高齢者における頭頸部の機能維持による平衡機能低下の抑制効果

研究課題

研究課題/領域番号 19K19327
研究機関新潟大学

研究代表者

小田島 あゆ子  新潟大学, 医歯学系, 助教 (80760131)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード高齢者 / 平衡機能 / 口腔機能
研究実績の概要

本研究はモーションキャプチャを用いた基礎調査によって口腔および頸部を含んだ頭部の三次元的動作が身体動揺に与える影響を明らかにすることを目的とした。
地域に在住している65歳以上の高齢者を対象に、口腔内診査(歯数、義歯の使用、舌圧、咬合力)を行った。加えて、平衡機能検査では加速度計による頭部および腰部の三次元的動作の記録と重心動揺測定を同時に行った。平衡機能検査の測定条件は開眼または閉眼、タンデム立位、咬合状態(無、接触程度、咬合)における30秒間静止とした。
対象者25名を咬合力上位群(n=12)と咬合力下位群(n=13)の2群に分けて分析を行った。その結果、咬合力上位群は咬合力下位群に比べて開口状態の頭部動揺が有意に小さく、腰部動揺および重心動揺においては有意な差はみられなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

申請者は2023年2月から研究を再開し、研究の成果報告の作成を進めている。

今後の研究の推進方策

2023年度が本研究の最終年度となるため、研究の成果を学会発表および論文投稿する予定である。

次年度使用額が生じた理由

申請者が2022年1月から2023年2月まで産休・育休のため研究を中断し、研究期間を2023年度まで延長した。そのため、次年度使用額が発生した。研究成果の学会発表および論文投稿の費用に使用する予定である。

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公開日: 2023-12-25  

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