研究課題/領域番号 |
19K19336
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
古屋 裕康 日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (60779924)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | オンライン診療 / 摂食嚥下リハビリテーション / 新型コロナウイルス感染症 / アンケート調査 / 摂食嚥下障害 / 感染リスク |
研究成果の概要 |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行によりオンライン診療が推進された。摂食嚥下障害患者に対してオンライン診療普及のためにアンケート調査を行った。各世代によってオンライン診療への意識の差がみられ、それぞれの世代に応じた対策が必要であることが示唆された。 また、緊急事態宣言発令により対面診療が中断された摂食嚥下障害患者に対してオンライン診療を実施し、その有効性を検討した。オンラインでの摂食嚥下リハビリテーションを実施し、肺炎発症、嚥下機能、栄養状態を実施前後で比較検討した。オンライン診療は感染リスクを考慮した診療形態として、嚥下機能や栄養状態の維持・改善に貢献できることを示した。
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自由記述の分野 |
摂食嚥下リハビリテーション
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COVID-19感染蔓延下において、オンライン診療への期待が高まる中、アンケート調査と摂食嚥下障害患者に対してオンライン診療を行い、有効性と課題点を抽出した。オンライン診療は感染リスクを考慮した診療形態として有用であった。 また、感染蔓延下のみならず、医療従事者が治療・リハビリテーション・患者指導等を行う際に目標達成へのアプローチ法の1つとして、対面診療とオンライン診療を組み合わせた新たな診療形態も今後実用化していく可能性が考えられる。本研究により得られた成果は、今後オンライン診療普及のための方策を検討する一助となると考える。
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