研究課題
若手研究
本研究で対象としたがん腫において、NCDデータとDPCデータが連携可能な患者における臨床病期別の術式および入院期間の抽出を行い、臨床病期別の医療費を検討した。また医療費の内訳として入院中の特定の処置の影響を踏まえて術式および入院期間、医療費の関係を検討した。様々なバイアスを考慮し、統計学的検討を重ねたうえで最終的なデータ解析結果は論文にて公表する予定である。
腫瘍学
日本の医療経済を健全な状態に維持するためには、がん医療に要する費用を抑制することが重要である。がんの早期発見・早期治療によりがん医療費を抑えられるかどうかを評価するには、様々な経済的要因を考慮する必要がある。本研究はがんの早期発見が手術入院にかかる費用の削減に貢献するかどうかを評価するための重要なデータとなり得るもので、その社会的意義は大きいと考えられる。