研究課題/領域番号 |
19K19391
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
古島 大資 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (90615238)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 健康サポート薬局 / 離散シミュレーションモデル / 薬剤師業務効率化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は離散シミュレーションモデルを保険薬局の薬剤師業務に応用し、業務の効率化策と患者高齢化に伴う処方薬剤への対応策を検討することであった。2020年11月に静岡県島田市および浜松市の健康サポート薬局を対象にタイムスタディを実施し、780名の来局患者の待ち時間、調剤時間、鑑査時間、服薬指導時間を収集した。収集したデータに基づき離散シミュレーションモデルを構築し、薬剤師数の増減・配置転換、調剤自動化などの効率化シナリオによるシミュレーションを実施した。その結果、薬剤師の配置転換と、一包化調剤の自動化により薬剤師の対物業務時間を軽減し、対人サービス時間を確保できることが明らかになった。
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自由記述の分野 |
公衆衛生学・疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は薬剤師業務の効率化による患者サービスの充実を目的として実施した研究であり、業務効率化策を離散シミュレーションモデルを応用し定量的に評価した。シミュレーションモデルは医療機関の設計や待ち時間の短縮を検討する際に用いられているが、保険薬局を対象に行われた研究は非常に少なく、本研究成果は薬局の薬剤師業務の最適化策の検討においてシミュレーションモデルの有用性を示すことができた。本研究で実施した一連のプロセスは他の薬局においても応用可能であるため地域包括ケアシステムの一翼を担う薬局機能の強化のため意義深い研究であったと考える。
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