研究課題/領域番号 |
19K19393
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研究機関 | 北海道千歳リハビリテーション大学 |
研究代表者 |
山田 恭平 北海道千歳リハビリテーション大学, 健康科学部, 准教授 (90559676)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 自動車運転 / 高齢者 |
研究実績の概要 |
当該年度は、高齢者ドライバーの安全運転支援を目的としたプログラム開発に向けて、プログラムの試行とプログラムを実施する関連施設や地域の調査結果を踏まえて、プログラムの見直しを行った。 本プログラムはレクチャー後に、自己評価、訓練を組み合わせたものであるため、模擬レクチャーとなるものを約30名を対象に実施した。レクチャーでは、自動車運転と運動機能、目の機能、自己認識の評価に関するものを取り入れ、実際に取り組めるものを実践した。聴講者からのレクチャー後のアンケートからは、よりシンプルにプログラムを構築する必要性が伺われた。そのため、運動機能のトレーニングについては、共同研究者と意見を交換をして、再度検討を行い、簡易的に自宅でも取り組めるものに変更した。目の機能・動きに関するトレーニングについては、運転シミュレータやパソコン上での認知課題施行時のアイトラッカーを用いたプレ実験の準備を行っている。自己評価の方法については、書籍をレビューし、共同研究者の意見をもらって項目を整理する予定である。 関連施設の調査では、道内の200以上の医療・介護施設の実態をまとめた結果を整理した。特に地域における車の必要性と地域特性(公共交通機関が発達していないなど)、また運転ができなくなった後(免許返納後)に変わる移動手段が課題となっており、対象地域の道路や交通状況、環境特性を情報提供できるようなレクチャーを構築する必要性が明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
1回目のレクチャーの試行後、1~3月に別の地域で実施を予定していたが、COVID-19感染症の影響により開催が困難となった。本プログラムは、講義形式であり同時に複数人を対象として実施するため、この時期の実施が不可となった。
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今後の研究の推進方策 |
現在、COVID-19感染症の影響により実験等も含めて研究を計画的に進めることが難しい状況であるため、この期間に運動機能や目の機能に関するトレーニング方法を再度見直し、自己評価の項目を整理する予定である。本プログラムの中心となっている同時に集団でのレクチャーを実施することが難しいことを想定して、個別対応の基礎データを収集することも検討する。また、関連施設や対象地域での情報収集を継続する。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度は、トレーニング方法の開発に向けて、タブレット端末を用いたプログラムの構築の準備を行う。特に、眼球運動のトレーニングについては、アイトラッカーを用いて認知課題や運転シミュレータを利用してでプレ実験を試行する予定である。
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