研究課題
生体リズム破綻のモデルを確立し、コントロール及び睡眠障害群との脳内のミクログリア及び神経新生の程度を評価した。その結果、3群間における明らかな差異は認められなかった。しかし、Y路迷路を用いた行動実験ではリズム破綻群で明らかなワーキングメモリーの低下を認めていたため、脳内神経の活動に何らかの変化が生じているものと推察された。現在、これに関して神経生理学的手法を用いた評価を行い、併せて脳波測定や脳内のClockなどの時計遺伝子の発現程度の解析をすすめている。
2: おおむね順調に進展している
脳内炎症の程度は当初予想していたものに比べ、その差は軽度である印象であるものの、行動実験上は明らかな違いを認めており、そのメカニズムについて現在は神経生理学的手法によって解析をすすめている
神経生理学的変化や、脳波、遺伝子発現などを解析することで、行動実験で認めた差のメカニズムを追及していく予定である