研究課題/領域番号 |
19K19463
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
中野 裕紀 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (10736721)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 発症登録 / 循環器疾患 / 予防医学 / 医療情報学 |
研究成果の概要 |
2013年と2018年の方部別(中通り、浜通り、会津)、病型別(脳卒中、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)について、平成27年モデル人口を用いて年齢調整発症率を算出し方部及び病型別の比較を行った。2013年と2018年の比較では、会津と中通りにおいては、脳卒中、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血のいずれでも2018年の年齢調整発症率が低下していた。一方で、浜通りにおいては、いずれでも2018年が上昇していた。2013年と2018年で会津を1とした場合の中通り、浜通りにおける病型別の発症率は、2013年とは異なり、2018年は浜通りでは会津に比べて有意に脳卒中、脳内出血、くも膜下出血の発症が多かった。
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自由記述の分野 |
疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
県民健康調査では避難区域住民において高血圧、糖尿病、肥満、腎障害が継続的に増加していることが明らかとなっている。これに加え、避難による慢性的なストレスなど循環器疾患発症のリスクが高い状態が継続したことが発症と関連していると考えられる。本研究では、2018年の発症登録を行い、2013年との比較及び浜通り、中通り、会津での脳卒中発症率を行ったところ、浜通りにおいて有意に発症率が増加していた。これは、長期の避難生活によりリスク要因が増大することが脳卒中発症の増加につながるという仮説の通りの結果であった。しかしながらコロナ禍による採録の遅れなどから、解析結果は暫定的である。
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