研究課題/領域番号 |
19K19466
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
高畠 恭介 東北医科薬科大学, 医学部, 非常勤講師 (10826861)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 甲状腺 / 血圧 / 疫学 / 内分泌 / 認知機能 / 認知症 |
研究成果の概要 |
同意者149名から5日間以上の家庭血圧、甲状腺機能、および認知機能データが新たに得られた(平均年齢68.8歳、男性40.3%)。軽度認知機能障害を有する者は、有さない者に比べ、朝家庭血圧、朝家庭収縮期/拡張期血圧の変動係数(CV)、Free T4、ならびに甲状腺刺激ホルモンがやや高い傾向にあったが統計学的な有意差は認められなかった。血圧の長期再現性が不良であることが一因として考えられたが、4年間空けても家庭血圧レベルはその個人の値を反映していた。一方、これまでの大迫研究データと統合した縦断解析を実施したところ、血圧日間変動の指標として知られる朝家庭収縮期CVは認知機能低下と有意に関連した。
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自由記述の分野 |
甲状腺
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の一般地域住民を対象として、家庭血圧、血圧日間変動、および認知機能の相互連関を初めて検証した検討である。一般的に、甲状腺機能低下が認知症様症状をもたらす可能性が知られている。本研究から得られる知見は、今後さらに社会問題になると予想されている認知症のスクリーングやその原因に関する情報に一石を投じる。一方、先行報告と同様に、血圧日間変動と認知機能低下との関連を改めて示した。甲状腺機能が血圧日間変動増大の一員となるかは今後の追加検証が必要である、本研究結果は、連日の家庭血圧測定によって認知機能低下リスクを予測できる可能性を示した。
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