研究実績の概要 |
本研究は, 我が国において法令で義務づけている健診の有所見者を, その後の受診・受療行動毎に分類し, 空腹時血糖等の検査値, 脳・心臓疾患の発症, 医療費, および, 疾病休業を前向きに観察するコホート研究である。 2019年度はデータベースの構築を行った。受診が必要な人が適切に医療機関に受診していることの指標(Crude coverage: CC)と, 受療することに加えてコントロールが良好であることの指標(Effective coverage: EC)の2つの指標を設定した。また, レセプトおよび疾病休業のデータを企業および健康保険組合から取得し, データベースを構築した。
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次年度使用額が生じた理由 |
レセプトのデータベースのシステム構築が2020年2月~2020年4月と年度を跨いだため, 2019年度の作業と2020年度の作業とに分割したため。システム構築は順調に進んでおり, 分析スケジュールにも遅延はないため, 問題は生じていない。2020年度はじめのシステム構築作業は予定通り, 推敲することとなっている。
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