研究課題
本研究は、発展状況・社会経済・文化・環境の異なるアジア3か国(日本、ミャンマー、マレーシア)において、イ) 高齢者のうつの有病率とその関連要因を比較することロ) ソーシャル・キャピタルがうつに及ぼす各国の影響の相違を検証することハ) 更に、性別、教育歴別、所得別にソーシャル・キャピタルがうつに及ぼす影響を各国で比較することの3つを目的に実施してきている。本年は昨年にデータクリーニングが完了したミャンマーのデータを用いて日本のデータを比較しながら、上記の目的に沿った研究成果について、日本公衆衛生学会、グローバルヘルス合同大会、日本疫学会において、口頭発表を行い、更に、3本の論文が国際誌(Plos one, International Journal of Environmental Research and Public Health, BMJ Open)に受理された。更に1本の論文が査読中である。
2: おおむね順調に進展している
新型コロナウィルス感染拡大および、ミャンマー内のクーデーターにより、現地との調整や連絡に遅延が生じているため。
新型コロナウィルスおよびミャンマー内政事情を鑑みて、現段階でデータ収集、クリーニングが終了したデータを用いた解析を先行して進める。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で出張が困難となったため
すべて 2021 2020 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (4件) 備考 (2件)
Plos one
巻: 16(1) ページ: e0245289
10.1371/journal.pone.0245489
International Journal of Environmental Research and Public Health
巻: 18(6) ページ: 2818
10.3390/ijerph18062818
BMJ open
巻: 10(10) ページ: e042877
10.1136/bmjopen-2020-042877
https://researchmap.jp/sasaki_y/
https://www.niph.go.jp/soshiki/11kokusai/sasaki_info/