研究実績の概要 |
日本人集団70名から抽出したDNAに対し、7領域(PTPN7, SST, CNGA3, KLF14, TSSK6, TBR1, and SLC12A5)のCpG配列のメチル化率を一塩基伸長法により測定し、重回帰分析を用いることで平均絶対偏差4.88歳の法医学的年齢推定法を確立した。本法におけるマルチプレックスPCRの段階において、各Primerの5'末端側にLNAを2塩基導入したPrimerを設計し、0%,50%,100%のメチル化率のstandard DNA 10ng に対してメチル化率測定を行い、LNA未導入のPrimerを用いた場合と比較した。その結果、LNA導入のprimerを使用した場合、7領域中6領域でキャピラリー電気泳動時の相対蛍光単位の増高が認められた。2021年度に本研究成果を日本DNA多型学会第30回学術集会で発表した。
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