作成したインスリン中毒のマウスモデルとコントロールモデルの血液を用いたmicroRNA解析の結果、両モデル群における発現種類及び発現量に有意な差はみられず、血液を用いたバイオマーカ―の応用は困難であった。 一方、申請後、新たに入手した解析ソフトを用い、LC-QFOT/MSを用いたインスリン製剤の分析法を検討したところ、現在市場で主に流通しているインスリン製剤5種を短時間で分離することが可能な分析方法を開発することができた。この分析法を用い、実際の解剖事例に応用し、定量分析を実施した結果、インスリン製剤の死因への関与を明らかにすることが可能であった。
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