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2020 年度 実施状況報告書

本土と離島の臨床看護師を対象としたバーンアウト耐性形成プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K19529
研究機関鹿児島大学

研究代表者

西本 大策  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (80757675)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード臨床看護師 / バーンアウト / レジリエンス / ソーシャル・サポート / 離島
研究実績の概要

令和2年度に実施した研究の成果について、令和2年4月と9月、令和3年2月に本土と離島の臨床看護師を対象に質問紙調査を行った。また、令和2年9月の第2次質問紙調査と令和3年2月の第3次質問紙調査の間の期間に介入として「看護を語る会」を行った。
ベースライン調査では、99名の臨床看護師から研究参加の同意を得ることができ、質問紙調査を開始した。ベースライン調査では99名、第2次質問紙調査では76名、第3次質問紙調査では69名の臨床看護師から質問紙調査の回答を得ることができ、介入は69名に行った。対象者数の更なる確保が必要であるが、コロナウィルスの感染拡大もあり、追加施設については検討中である。
ベースラインデータの解析結果について、国内学会で発表を行った。論文化も進めており、国際学会での発表準備も進めている。
第2次質問紙調査と第3次質問紙調査の結果については、解析を行っている段階である。介入前後におけるレジリエンスとソーシャル・サポートおよびバーンアウトとの関連の変化を明らかにすることで、本土と離島の臨床看護師を対象としたバーンアウト耐性形成プログラムの開発につなげていく。今後は、介入によるバーンアウトに対するレジリエンスおよびソーシャル・サポートの持続効果を評価するため、第4次質問紙調査を令和3年7月に行う予定であり、準備をすすめている。第4次質問紙調査後は、解析結果をまとめ、国内学会と国際学会での発表および論文化の準備を進めていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

第3次質問紙調査および介入も終え、研究はおおむね順調に進展している。また、COVID-19の感染拡大に伴い、介入としての看護を語る会をzoomを使った遠隔の会に変更を行ったが、研究計画実施に極端な滞りは無い状況である。

今後の研究の推進方策

本土と離島で働く臨床看護師を対象に第4次質問紙調査を令和3年7月に行う予定である。また、得られた研究結果については、学会での研究発表と論文化による学術誌へ投稿を検討している。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた理由は、COVID-19の感染拡大による学会のオンライン開催への変更に伴い、旅費が発生しなかったためである。しかし、今年度はCOVID-19の感染拡大により、当初対面で行う予定であった介入をオンラインによる介入へ変更したため、タブレット購入とモバイルWifiのレンタルが必要となり、前倒しを行った。次年度使用額は実質減額となっている状況である。次年度は第4次質問紙調査と論文の学会発表および英論文の投稿を行う予定である。英論文化に向けた翻訳代、校正料に注意しながら、次年度使用額内で当初の使用計画を進めていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 臨床看護師のバーンアウトとレジリエンスの関連-本土と離島の地域差について2020

    • 著者名/発表者名
      西本大策, 兒玉槙平, 下敷領一平, 指宿りえ, 根路銘安仁, 西尾育子, 嶽﨑俊郎
    • 学会等名
      第79回日本公衆衛生学会総会2020

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公開日: 2021-12-27  

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