研究課題
若手研究
鹿児島県の本土と離島の臨床看護師98人を対象とした横断研究で、バーンアウトの発生に影響を与える可能性があるレジリエンスや関連する要因を調査した。一元配置分散分析と多変量重回帰分析を実施し、本土では19.6%、離島では36.1%のバーンアウトの割合が認められ、先天性のレジリエンスを示す資質的レジリエンス要因および職場の先輩のサポートがバーンアウトと負の関連にあることが示された。介入の結果は現在投稿中の論文の掲載後にあらためて報告する。
看護管理
COVID-19禍に行われた本横断研究において、臨床看護師の資質的レジリエンス要因および職場の先輩のサポートはバーンアウトと負の関連があることが示された。本土と離島の臨床看護師におけるこれらの知見は新規性があり、学術的意義があると考えられる。社会的意義について、資質的レジリエンス要因を指標とした採用や人員配置および教育への活用は臨床看護師がバーンアウトに陥らないことに寄与できる可能性がある。