研究課題/領域番号 |
19K19536
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
松山 美幸 福岡県立大学, 看護学部, 助教 (90468306)
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研究期間 (年度) |
2020-02-01 – 2024-03-31
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キーワード | 月経 / 片頭痛 |
研究実績の概要 |
月経関連片頭痛をもつ者を統合的に捉えるために、月経関連片頭痛をもつ者の月経周辺時期における冷えと生理活性物質濃度、ストレス状況を明らかにするために、月経周期の事前調査期間やストレス尺度、測定キットに関して再検討を行い、より適切なデータ収集が行える方法を検討した。加えて、生活習慣に関する調査について詳細な検討を行った。生活習慣に関しては過去1ヶ月における睡眠と食事状況、運動習慣、喫煙習慣に関する調査を行い、睡眠に関しては睡眠時間、途中覚醒回数、熟眠感等について、1日の食事回数、食事時間、片頭痛と関連するとされるマグネシウムを含む食品を摂取しているか等を調査することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究1年目の実施のため、研究計画の詳細について実施可能な方法で検討し直す時間が必要であったことや、研究計画を一部修正し、修正した研究計画に沿った内容で所属機関の倫理申請を行う手続きに時間を要した。また、本研究は対面での実験が組み込まれた内容であったが、本年度はコロナウイルス感染症によって対面で被験者を集めての研究説明や対面でのデータ収集が難しく計画に遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
今後もコロナウイルス感染症に関する状況は続くと考えられるため、感染対策を講じた研究説明・同意手続きをとる。データ収集に関しても、対面時の感染対策を講じながら、緊急事態宣言解除後に速やかにデータ収集が行えるような体制を検討していく。また、対面が必要でない事前調査に関しては実施を行い、対面で収集が必要なデータに先行して解析を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍で対面でのデータ収集が実行できず、データ収集が遅れたため、使用期限の決まっている分析キットや消耗品等の物品購入を見送ったためである。本年度は感染対策を行いながらデータ収集を進める計画であるため、感染対策物品、リモートでの研究説明に必要な物品、分析キットの購入、唾液採取用綿花などの購入、学会参加に関する旅費等に繰り越した経費を使用予定である。
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